週刊あはきワールド 2016年8月17日号 No.486

カラダの欲求と操体の私的解釈 第9回

橋本敬三が残した課題(4)

~操体式食事法を模索する その1~

 大隈博英 


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はじめに

 これから動以外の操体法を模索していくが、操体の基本思想の一つである同時相関相補連動性を前提に展開していくことにしたい。

 よって、便宜上、食、息、想と分けて記述していくが、動を含めたこれら4つは全て、相互に関連し合っていて、何か一つだけを完全に切り取って説明することはその性質上不可能なので、他のテーマの話も織り込みながら、各論を展開していくことをあらかじめご了承願いたい。

何を食べたら良いかは理屈ではわからない

 これは日本初の食養内科を作ったとされる、医師、日野厚の言葉である。総論でも書いたように、橋本は初期の頃、桜沢如一のマクロビオティック(以下、マクロと略称)を賞賛しているような発言をしている。しかしその後、実際に操体に、マクロを取り入れることはなかった(実際、橋本がマクロを体験しているかも不明である)。

 ここで、日野のような、思想にとらわれず、実践(臨床)を重視した食養指導者は珍しいことと、マクロを始めとした民間食事療法の実態を理解するのに有用なので、日野自身の簡単な紹介をしておきたいと思う。
 

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